特に鼻腔リンパ腫は化学療法と比較してもより良好な反応率、治療期間が得られています。, 使用する薬剤や治療の種類によって大きく値段が異なります。 猫のリンパ腫の抗がん剤での寛解率は65%~75%。 「愛猫が乳がんになってしまったけどどのくらい生きることができるんだろう…」 「もし乳がんの手術をしたらどのくらいの費用がかかるんだろう…」 そのような不安はありませんか? 猫も避妊をして ... 愛猫がリンパ腫と診断されたら・・・。 リンパ腫って何?癌なの?治療で治るの?必ず再発すると言われたけど…。 どのくらい生きられるの?お金はどれくらいかかるの?治療方法ってあるの? そんな ... ある日、猫の体や頭を撫でていると、皮膚にしこりができていて、皮膚病かな?と病院に連れて行ったら、「肥満細胞腫というがんです。」と診断されたら、びっくりしてしまうかもしれませんね。 「うち ... Copyright© 猫の病気対策マニュアル , 2020 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4. 生存期間中央値は、6ヶ月~8ヶ月。 経済的な問題で愛猫の寿命を縮めないためにも愛猫が元気なうちにペット保険に加入することが大事. また、リンパ腫が大きくなると腸閉塞の原因となったり、腫瘍がある部分の腸管がもろくなって破れ、腹膜炎を起こすこともあります。 例えば、鼻腔内リンパ腫の猫が腎臓にもリンパ腫が見られたり、消化管型リンパ腫の猫の縦隔にリンパ腫が見られたりということも珍しくありません。, 腫瘍細胞の形態によって、猫のリンパ腫は2つのパターンに分けられ、両者は治療法も治療後の経過が大きく異なることが知られています。, 高い悪性度で、ハイグレードリンパ腫とも言い、積極的な抗がん剤治療が必要です。 猫は犬と比べ化学療法によく耐え、胃腸障害は多くないといわれていますが、副作用のコントロールが重要になってきます。, ステロイドは抗がん剤とは異なる作用の薬で、炎症を止めたり、免疫を抑えたりする薬ですが、リンパ腫の細胞はステロイドに反応するため他の抗がん剤との併用や単独でも良く使われます。 また、補助的に整腸剤や下痢止め、吐き気止めなどの対症療法を行います。 室内飼いの徹底が一番お勧めしますが、どうしても外に出てしまう場合はワクチン接種などで感染リスクを減らしてあげましょう。 しかし、発症にウイルスが大きく関与しているだろうということは明らかになっています。 2017年10月11日、再び東京大学動物医療センターへ行ってきました。病理検査の結果をきくためです。ティアラを連れて、また電車でゴトゴト…鳴いたりせずに大人しくしてくれていました。, ティアラは仔猫の時から、電車でもバスでもタクシーでもお利口さんしててくれます。これは本当に助かりますね。今回は上野駅から往復タクシーにしました。, 11時30分の予約だったのに、10時50分には到着してしまいました。「すみません、早く着きすぎちゃいました…」と受付で言ったからか、11時には呼んでくれました。, 前回の検査からの2週間、どんな様子だったか研修医のS先生とお話ししました。体重を量ると「2.84kg」でした。前回は3.05kgくらいだったので200gも減っている!!!, 人間でいうと2kg相当ですよね。内視鏡検査のダメージで食べない日が続いたからだと思いますが、「体重が減るようならガンの可能性がある」という言葉を思い出しました。, そしてS先生は念入りにティアラのカラダを触診していました。前回はなかったこと…診断結果に何か関係あるのでしょうか。イヤな予感がします…, またしばらく待たされた後、今度は主治医のY先生とご対面です。緊張ぎみの私に「お久しぶりです!」とさわやかな笑顔で迎えてくださいました。, モニターには病理検査の結果が映し出されていました。結果はなんと…「大細胞性リンパ腫」です。「高悪性度」とか「低分化型」ともいわれる、進行の早い悪性リンパ腫です。, 私は最初聞き間違いかと思いました。Y先生も地元の先生も、もしもリンパ腫なら「小細胞性(低悪性度/高分化型)」だろうという診断だったからです。, 大細胞性リンパ腫の場合、無治療なら余命1~2か月、抗がん剤治療で5~6か月だそうです。ティアラは症状が出てから、もうすでに6か月経ってますよ?!, 「ティアラの場合、臓器に異常はない。しこりもない。軽症だと思う」とY先生。さっきのS先生が念入りにチェックしていたのは、しこりだったんですね…, まさかの診断結果にショックを受けましたが、次は治療をどうするかを決めなくてはなりません。またもや難しい選択です。, まず決めるのは抗がん剤治療をやるかやらないか。やらない場合は緩和ケアとしてステロイドを投与します。ステロイドの効果は2~3ヶ月とのこと。, 抗がん剤治療については、一般的に行われている多剤併用療法と飲み薬の2種類あると言われました。多剤併用療法は20週にわたり注射を打ちます。飲み薬は月一回飲むだけですが、副作用を抑えるための薬は毎日必要になります。, 今までは「苦しい思いをさせるくらいなら緩和ケアでいい」と思っていた私ですが「やっぱりもう少し一緒にいたい」という欲が出てきてしまいました。, 先生の「軽症です」の言葉に「治療をすれば限りなく寛解に近い状態になれるのではないか」という希望が出てきたのです。無治療で半年も頑張ってるティアラはすでに奇跡ですから。もっと奇跡を起こしたい!, 抗がん剤治療をした場合、余命は最短で48日(だったかな)~最長はなんと1800日!中間値が5~6か月だからといってあきらめるのは早いかなと。, ティアラはセレニア注で1週間痛い思いをしたからか、すっかり診察台でイヤイヤするようになってしまいました。エリザベスカラーをつけて検査したそうです。, ティアラの性格も考えて、Y先生も飲み薬の方をオススメしてくれました。毎週注射を打たれるのは相当ストレスだし、月一回なら飲ませることができると判断したからです。, 「軽症ならば、治療すれば長生きできるんじゃないか」「1分でも1秒でも長くティアラと一緒にいたい」そんな欲がでてきて選んだ抗がん剤治療。, 「一緒にいたいというのは単なる私のエゴなのでは?」「余命短いことを認めたくなくて延命治療で誤魔化そうとしてるの?」, いろんなことが頭の中をグルグルと回ります。でも答えはでません。ティアラは自力でご飯も食べるし、おしっこもウンチもします。生きようとしているのは確かです。, ただ、月一回に飲ませればいいというわけではなく…副作用で骨髄抑制などがあるため、最初の2か月は毎週血液検査をしなければなりません。, 往復2時間+待ち時間のストレスを考えて、やはり地元の動物病院に通院するのが現実的かなと思いました。もっと近かったら、このままY先生にお世話になりたかったのですが…, 地元の先生は、この飲み薬による抗がん剤治療の経験はないそうですが、引継ぎを快諾してくださいました。Y先生も協力してくださるそうです。, 別れ際、Y先生の「今後ともよろしくお願いいたします」という言葉が嬉しかったです。「引き継いだからもう関係ない」ではなく、最後まで自分の患畜として接しようという気持ちが伝わってきたから…, 東京大学動物医療センターのY先生、研修医のS先生、短い間でしたがお世話になりました。本当にありがとうございました!, 最後に、東京大学動物医療センターにてかかった費用はいくらでしょう?エコー検査や内視鏡検査や注射などいろいろ盛沢山で、合計15万円也!です。, ペット保険に入っていますが、窓口での対応はしていないとのことですので、後日保険会社へ請求しなければなりません。クレジットカードが使えたので助かりました。, 猫さんが病気になると治療費もかかりますね。でも愛しい我が仔のためです…小さな命を守るためならいくらでも諭吉さんを差し出します。頑張らねば!, 愛猫ティアラに本気で恋した40代♀。 千葉県在中。ティアラの生きた証を残したい一心でブログ書きました。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 名前:ティアラまま 愛猫ティアラに本気で恋した40代♀。 千葉県在中。ティアラの生きた証を残したい一心でブログ書きました。 詳細プロフィールはこちら, 名前:ティアラ 2003年4月15日生まれのキジトラ♂。 2017年11月25日に14歳7か月で生涯を閉じました。精一杯生きたよ!, 東京大学動物医療センターへ内視鏡検査を受けに行ってきました。高齢猫なので全身麻酔をする内視鏡検査は不安でしたが、東大の先生を信じて。地元の動物病院ではわからなかった嘔吐の原因をつきとめ、早く原因治療へ進みたい!炎症性腸疾患or悪性リンパ腫どっち?, 猫の病気【悪性リンパ腫】にかかった実際の治療費をまとめました。猫が病気になると、やっぱり気になるのが治療費ですよね。同じ病気(悪性リンパ腫)でも、その仔の個体差や病気の進行状況で違ってきますが、一例として参考になれば幸いです。, 高齢猫なので全身麻酔が必要な内視鏡検査を受けようか悩みました。「高齢猫の全身麻酔は危険」という意見が多い中、よく調べてみると「年齢よりも個体の状態次第」のようです。高齢猫の全身麻酔のリスクを考え、迷いに迷った末に内視鏡検査の決断をしました。. 猫白血病ウイルス(FeLV)が陽性の場合では陰性と比べ約60倍、猫免疫不全ウイルス(FIV)が陽性の場合では約6倍、両方陽性の場合では約80倍発症する危険性が高まるといわれています。, 受動喫煙に暴露されている猫のリンパ腫発症の危険度は2.4倍で、5年以上の暴露では3.2倍といわれています。 概して中高齢の猫での発生が多いですが、若齢の猫でも見られることがあります。, 全身状態を把握するための検査をスクリーニング検査と言い、具体的には血液検査やレントゲン検査、超音波検査等を指します。 前述したとおり、細胞の形態(高分化なのか低分化なのか)によって使用する抗がん剤の種類は異なります。 リンパ腫のできる部位によって、中枢神経系、腎臓、皮膚、鼻腔、眼などに分類されています。, 発生頻度は1~3%です。 治療の中心となる化学療法に対する完全寛解率(リンパ腫の徴候が完全に消失したもの。治癒とは異なる)は50~70%と多様です。, ・ステージ1、2はステージ3、4、5と比べ良好(中央生存期間7.6ヶ月 vs 2.5ヶ月), ・FeLV陰性の場合、陽性と比べて良好(中央生存期間7.0ヶ月 vs 3.5ヶ月), ・多中心型、消化器型は腎臓型と比べて良好(中央生存期間 多中心型18ヶ月、消化器型9.6ヶ月 vs 腎臓型5ヶ月), 猫の悪性リンパ腫の発生原因はまだ解明されていないことが多くあります。 しかし皮膚型リンパ腫が孤立性にある場合は第一選択になることがあります。, 硬膜外、縦隔、鼻腔などの局所性リンパ腫が治療対象になります。 そこで、どうやってここまで症状が改善したのか、チャー君の体調の変化と対処について記していこうと思います。, ・令和元年5月12日 内視鏡検査により、高分化消化器型リンパ腫の診断を受ける。 この時の体重は4㎏ほどまで減少していた。 ステロイド錠 1錠/日で2週間経過観察, ・令和元年5月26日 血液検査ではTP(総蛋白)の値が高めに出る。 脱水、腫瘍、炎症などの原因が考えられるとのこと。 ステロイドを1/2錠/日で2週間経過観察, ・令和元年6月9日 血液検査にて大きな体調変化はないのでステロイド1/2錠/日で1ヵ月の経過観察, ・令和元年7月7日 超音波検査にて小腸部分に5㎜程の腫瘍が2つ見られた。 この時点で体重は3.9㎏程 ステロイドは同量のまま、2ヵ月の経過観察となる。, ・令和元年9月8日 血液検査にて大きな変化はないのでステロイド1/3錠/日で1ヵ月の経過観察となる。 ただ、体重減少が見られ、この時3.8㎏程, ・令和元年11月17日 超音波検査にて、腹部の腫瘍が大きくなっていることが分かる。 この時は腫瘍のサイズが7㎜程になっていた。 症状の進行が見られたため、抗がん剤治療を提案される。 抗がん剤は副作用の比較的出にくいといわれる、クロラムブシルという錠剤で、1錠/2日の投与で1週間経過を見ましょうとのことだった。 かなり悩んだが、症状の改善に期待して治療を行うことにした。 この時の体重は3.6㎏程まで落ちていた。, 進行が比較的緩やかとされる高分化型のリンパ腫でしたので、急激な症状の進行は見られず、ステロイド剤の投与のみで、前半は大分抑えられていたように思います。ただ、体重の減少は続いており、半年後には腫瘍の増大が見られたため、抗がん剤治療による積極的な治療を試みました。, 結果的に抗がん剤治療は失敗しますが、体力のあるうちに試せたことはある意味よかったのかなとは思います。, ・令和元年11月24日 血液検査においては抗がん剤による影響は小さく問題なし。 超音波検査では腫瘍のサイズが7㎜程から5㎜程になっており、縮小傾向にあった。 次の1週間はステロイド剤と併用して引き続き経過をみることに。 この時の体重は3.5㎏程まで減少していた。, 検査には表れていないが、この1週間はチャー君の様子がおかしく、落ち着きのなさや、無駄鳴き、食欲の大幅な減退など、明らかな副作用が見られた。, ・令和元年12月1日 血液検査ではTP(総蛋白)とCa(カルシウム)の値が上昇していた。これは腫瘍による影響が大きいと考えられるとのことだった。 また、超音波検査において腫瘍の増大が見られた。 抗がん剤は効いていないようだった。 また、脱水状態が見られたため、皮下点滴を受けた。, この時点で抗がん剤の中止を決めた。 抗がん剤を始めてからのチャー君の様子を見ているとかわいそうで仕方がなかった。 食欲がほとんどなくなっていたため、この時点で体重が3.4㎏まで落ちていた。, ・令和元年12月8日 超音波検査にて腫瘍の進行は見られず現状維持状態であった。 主治医の先生と相談して、今後はなるべくストレスを与えないような治療で経過をみていくことにした。 今後はステロイドを1/2錠/日の投与のみで進めていくことに。 抗がん剤をやめてから少し食欲が戻ってきたので、体重は3.5㎏まで回復。 サプリメントの効果も出てきたのかもしれない。, ・令和元年12月23日 超音波検査にて腫瘍の進行は見られなかった。 引き続き同量のステロイドで経過をみていく。, ・令和2年1月6日 超音波検査にて2つあった腫瘍の内1つが6㎜ほど、もう一つは見つけられないほどに縮小しているとのことだった。 食事の工夫や、サプリメントの投与などいろいろ試した効果が出てきているのかもしれない。, ・令和2年2月3日 超音波検査を行ったところ、腹部の2つの腫瘍のサイズが5.5㎜と2.5㎜程になっていた。 前回見られなかった一方の腫瘍がまた顔を出してきた。 この日からステロイドの投与量を1/3錠/日に減らして経過をみることに。, ・令和2年3月3日 超音波検査の結果、腹部の2つの腫瘍が両方とも見つからないほどに縮小していた。 体重も3.6㎏まで増えていた。, ・令和2年4月14日 超音波検査においては今回も腫瘍は見つからず、血液検査の結果も比較的良好とのこと。 引き続きステロイド1/3錠/日で経過を見ていく。 この時体重は3.8㎏まで増えていた。, ・令和2年5月19日 今回も超音波検査では腫瘍は見つからなかった。 体重は3.9㎏まで回復していた。 今後もステロイドの投与により経過を見ていく。, 現在は検査上は腹部の腫瘍が見られない状態であり、寛解に至ったと考えてもいいのかもしれません。, 今後も食事を工夫したり、サプリメントを試したり、試行錯誤しながら油断せず病気と付き合っていこうと思っています。, 与えているごはんや、ごはんの与え方。使用しているサプリメントなんかは別の記事で紹介していこうと思います。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。. 胸水のため、咳や呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になること)といった呼吸器症状が見られるほか、元気の消失や食欲・体重の低下が見られ、嘔吐や下痢が起こることもあります。, 腸管や腸間膜のリンパ節に腫瘤ができます。 リンパ腫は、リンパ球が骨髄以外のいろいろな場所で増殖する悪性腫瘍です。猫の腫瘍としての発生率は高く、年間10万匹当たり200例(人の20倍)と言われています。リンパ球は全身を循環しますので、たとえ一カ所でもリンパ腫が見つかると、全身にがん細胞が広がっている可能性があります。 また抗がん剤を始めると副作用が出ていないか血液検査をしたり、病変がどのくらい小さくなっているのかを評価する検査を受けたりと、副作用を抑えるための内服薬を処方されたり、抗がん剤以外にかかる費用もバカになりません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); リンパ腫は血液由来の癌で、リンパ肉腫、悪性リンパ腫、とも呼ばれますが、人間と同様に、猫のリンパ腫は悪性のみです。, 血液の中にある白血球の種類の1つ、免疫システムに非常に重要な役割を果たすリンパ球が原因で、リンパ節や臓器などに腫瘍が発生します。, 猫における血液の癌の約9割、猫の癌と診断された症例の約3割がリンパ腫と言われており、決して珍しい病気ではありません。リンパ腫と診断されてから、全く治療を行わないと、1か月程度で亡くなってしまうと言われています。, 抗癌剤を使う化学療法を行えば、一時的な寛解(症状が消える)も期待ができ、平均6ヶ月から9ヶ月、約20%の猫は1年以上の延命が確認されていますが、治療方法は少し複雑で、専門医の知識と経験が必要です。, ここでは、猫のリンパ腫がどんな病気であるか、また、その治療法と予後(余命や生存率)に関しての解説をして行きます。, 猫のリンパ腫はいくつかに分類されており、中にはFeLV(猫伝染性白血病ウイルス)との関わりがあるとされる種類が存在します。, このウイルスに感染している猫は、リンパ腫の発症率は60倍、FIV(猫伝染性免疫不全ウイルス)感染猫では5倍に上がり、喫煙者のいる家庭での飼育でも発症するリスクが上がるとされている為、これらの条件をどれか備えている場合は特に注意が必要です。, リンパ腫全体の平均的な発症年齢は8歳から10歳ですが、FeLVに感染している場合の平均発症年齢は、それよりずっと若い3歳と言われています。その点も含めて、以下に猫のリンパ腫の種類を紹介します。, 猫エイズ(FIV)については、『その勘違い待った!誤解されやすい猫エイズについて話します。』の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。, 猫のリンパ腫の組織学的な病態(顕微鏡で細胞を見た時の状態)から、3つに分けることができます。この分類は、どれだけ早く腫瘍が成長し、他の臓器にも影響を及ぼすか、という点に注目したものです。, リンパ球やリンパ組織は体の至る所に存在しているので、リンパ腫はどこにでも発症する可能性があり、解剖学的にどんな場所から発生するかによって、以下の4種類に分類されます(それ以上に分類する場合もあります)。, 症状は、ダメージを受けている場所によって様々なものが考えられ、発症しやすい年齢も必ずしも同じではありません。, 多中心型は猫では珍しく、体のあちこちのリンパ節や器官に腫瘍が発生します。FeLV感染が関係していると言われており、発症平均年齢は4歳と若く、FeLV陽性である場合は特に予後が悪いです。主な症状は以下の通りです。, 消化管型は腸、腸管膜リンパ節、などに腫瘍が発生するもので、10歳以上の猫のリンパ腫で一番多いタイプです。, FeLVとの関連性が低いと言われており、中でも低い悪性度のものが比較的多く見られます。主な症状は以下の通りです。, 胸腺や胸のリンパ節を中心に腫瘍が発生し、発症平均年齢は3歳程度で、FeLVとの関連があると言われています。主な症状は以下の通りです。, その他に含まれるものは、鼻、腎臓、中枢神経(脳や脊髄)、皮膚、血液、眼、などが挙げられます。, 鼻腔型は、その他の分類に含まれるリンパ腫の中で一番多いタイプで、高齢で発症する傾向にあります。慢性的な風邪のような症状が出て、約20%近くの猫は全身症状(食欲不振や体重減少など)を伴います。主な症状は以下の通りです。, 猫の場合は、眼が原発(最初に発生)である場合と多中心型の症状の一部として発生する場合があります。主な症状は以下の通りです。, 両方の腎臓がダメージを受けると言われており、発症平均年齢は7歳程度で、BUN(尿素窒素)値が高い場合(尿毒症)や、FeLV陽性である場合、非常に予後が悪いです。, 猫の中枢神経系の腫瘍はあまり多くありませんが、腫瘍が疑われた場合にはリンパ腫である可能性が高く、脳や脊髄に腫瘍が広がります。, 若い猫で脊髄のリンパ腫の場合、その多くはFeLV陽性で、発症平均年齢は3歳程度と若いです(腎臓型の転移も考えられます)。中枢神経型の主な症状は以下の通りです。, 特に痛みを生じることなく進行していく皮膚のリンパ腫は、あちらこちらにできる場合と、一部に限定する場合があり、こぶのような物が出来たり、潰瘍になったりなどがあります。, 発症平均年齢は8歳以上で、FeLVとの関連性は低めです。皮膚型の主な症状は以下の通りです。, 猫では非常に珍しいタイプで、体の触れることができるリンパ節に腫瘍が発生し、悪性度の高いリンパ腫の一部の症状として現れる場合と、原発の場合とがあります。, 主に頚部の一個の、或いは複数のリンパ節が腫れる場合とがあり、徐々に症状は進行して行きます。抹消リンパ節型の主な症状は以下の通りです。, 症状によって、4段階のステージと2段階のサブステージに分類されています。(出典:World Health Organization Clinical Staging System for Lymphosarcoma in Domestic Animalsによる), リンパ腫の治療の中心は化学療法ですが、例外的に一部に限定されたリンパ腫である場合には、放射線療法や外科的に手術による切除が施されます。, 化学療法の流れは、“導入→維持→再導入→レスキュー(再燃)”という4つの過程があります。, 導入時期に最初の治療が行われ、維持期は定期検診により再発していないかをチェック(必要であれば維持期の治療を行う場合もあります)、再発した場合には再導入、更に再発で以前の薬剤の効果が見られない際に、レスキューとして薬剤変更となるのが一般的です。, ここでは主に行われている導入期の3つの治療法である、①単独薬剤、②COP、③CHOP、と④レスキュー、の4つのプロトコールについて解説します。, (※大学や専門病院では、これらを基礎にした治療成績が良い独自のプロトコールを作成していることが多く、実際の治療とは異なる部分があると思いますのでご了承下さい), 副腎皮質ホルモンであり、抗炎症作用や免疫抑制の働きがあります。副作用が少なくリンパ球に反応する為、リンパ腫の治療で使用され、安価な内服薬で投薬可能です。, 単独で使ったり、他の抗癌剤と併用して、毎日、或いは一日おき、などの飲み方を指示されます。, リンパ腫で非常に効果が高いと言われている抗癌剤で、数週間毎に静脈から投薬する為、通院して点滴を流してもらう、という形が取られます。副作用に食欲不振があり、比較的高価な治療薬です。, リンパ腫には低い効果と言われている抗癌剤です。内服薬も存在しており、点滴薬を使用した場合の方が、食欲不振、嘔吐、下痢、などの副作用が出やすいと言われています。, リンパ腫に対して、サイクロフォスファマイドよりも効果が高い抗癌剤で、点滴が必要です。食欲不振や便秘などの副作用が見られることがあります。, リンパ腫の細胞が必要とする栄養(L-アスパラギン)を分解することで抗癌剤としての効果があり、筋肉注射によって投与します。, 1種類のみで行うプロトコールで、非常に簡便な治療方法である一方、効果は複数の薬剤を使うプロトコールよりも低く、プレドニゾロンやドキソルビシンが使われることが多いです。, サイクロフォスファマイド(Cyclophosphamide)、ビンクリスチン(Vincristine、又は、オンコビン Oncovin)、プレドニゾロン(Prednisolone)、の3種類の薬剤を使うプロトコール。, 毎週1回の通院で必要な薬剤を投薬、これを4週間連続、その後3週間毎にサイクロフォスファマイドとビンクリスチンの投与が1年継続される形が基本になりますが、病院や症例によって異なる可能性がある為、獣医師に確認して下さい。, COPにL-アスパラギナーゼ(L-Asparaginase)とドキソルビシン(Doxorubicin)が加えられたプロトコールで、中でもウイスコンシン大学マディソン校プロトコールが最も一般的に用いられています。, 毎週9週間連続治療の後、11週目から1週間おきに治療を行うスケジュールが基本型で、治療期間は半年が目安ですが、病院や症例によって異なる場合がある為、詳しいプロトコールは獣医師に確認して下さい。, CHOPは費用が高めであり、副作用もCOPよりも強い可能性がある為、投薬後の経過観察は更に慎重になると言えます。, リンパ腫が再燃(再発)して、今までの薬剤の効果がない場合に検討されるプロトコールで、基本は3週間を1サイクルとしたものです。, 様々な種類があり、専門医の経験や知識に基づいてプロトコールが選択されます。以下の例を参考にして下さい。, (注1) デキサメタゾン:プレドニゾロンよりも効果が強い副腎皮質ホルモン。 消化管型リンパ腫にはこのタイプのリンパ腫が多く、適切な初期治療を行えば、ほとんどの猫で症状の緩和をもたらすことができ、平均生存期間は年単位と長く低分化型リンパ腫よりも予後がいい病気と言われています。, リンパ腫の中でもダントツで発生頻度が高いのがこの“消化管型リンパ腫”になります。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); また、病状が進行すると鼻血が止まらなくなって貧血を起こしたり、便が黒色になったり(メレナ)、食欲不振や元気の低下といった全身的な症状が表れます。 犬に関しては、およそ8割の確率でリンパ節の腫れが引いて寛解(化学療法に反応して症状がなくなる状態)し、2年後生存率は約25%といわれますが、猫に関してはあまり治療成績がよくありません。 「先週は、〇〇〇円だったけど、今週は倍近くかかった!」ということもよくあります。 Copyright © 2017-2020 猫が悪性リンパ腫に!闘病ブログ All Rights Reserved. このリンパ腫の発生する猫の多くが猫白血病ウイルスに感染しており、若齢で発症します。, 前述のリンパ腫に比べると発生頻度としては低いですが、腎臓や肝臓、脳や皮膚にもリンパ腫が発生することがあります。 猫の鼻の中に発生する腫瘍にはリンパ腫以外にも扁平上皮癌、腺癌がありますが、発生頻度としてはリンパ腫が一番高く、高齢猫に多く見られます。, 猫の胸の中にある、胸腺や縦隔、胸骨リンパ節といった部位に発生するタイプのリンパ腫です。 猫エイズとは、猫後天性免疫不全症候群と呼ばれることで知られています。エイズと言う呼び方から、敬遠されがちな猫の病気の一種です。皆さんは猫エイズに... World Health Organization Clinical Staging System for Lymphosarcoma in Domestic Animals. しかし、猫のリンパ腫は無治療での生存期間は平均で4~8週間と非常に短いとされています。 はっきり分かっていることは、一般的に高分化型リンパ腫では適切な治療を行えば年単位で生存することができるということ、低分化型リンパ腫でも抗がん剤によって寛解(確認できるしこりが消失すること)に至ることがあるということ、無治療では極端に短命であること、ステロイドのみの治療よりも抗がん剤を使用した方が寿命を延ばせることが知られています。, 抗がん剤自体の金額についてもよく聞かれる質問ですが、使用する薬剤の種類によって大きく値段が異なります。 経済的な問題で愛猫の寿命を縮めないためにも愛猫が元気なうちにペット保険に加入することが大事. リンパ組織とは、リンパ節や骨髄、扁桃腺、胸腺、腸内のパイエル板などが挙げられ、免疫機能を担っています。 状態によっては、ステロイドの単独治療でも寛解にまで持ち込めることもあるほどの効果を期待できる場合もあります。 もちろん副作用の問題や費用の問題などもありますので、猫にとって何をしてあげる事が一番いいのか、自分にできることは何があるのか? 低悪性度の場合は飲み薬のみで長期生存可能です。(平均20ヶ月), 犬では80%以上を占めますが猫では発生頻度は20~40%です。 (注2) ミトキサトロン:ドキソルビシンに似た抗癌剤。, 診断後に全く治療をしなかった場合には、どんなリンパ腫でも4週間程度の生存率と言われていますが、治療を行った場合、生存率は明らかに延びることが期待されます。, 治療法やリンパ腫の種類によって、当然、その数字は異なりますが、最長で2年程度の延命も可能です。, ここでは、治療による寛解や生存率に関する具体的な数字を紹介しますが、論文によってデータの違いがあるので、あくまでも1つの参考にして下さい。, 猫のリンパ腫の寛解と生存率の長さを握る鍵は、以下の点にあると言えますが、これらの条件が全て揃っていても、当然、個体差があります。, 全てのリンパ腫の猫が、同じ治療を受けている訳ではなく、リンパ腫の種類も異なれば、生存日数も異なります。, (以上、参考文献:The Feline Patient 4th editionSmall Animal Internal Medicine 4th edition Consultation in Feline Internal Medicine Volume 6 Saunders Solution in Veterinary Practice Small Animal Oncology), 猫のリンパ腫は化学療法に非常によく反応する癌で、猫には副作用が少ないといわれていますが、その予後は、FeLVや FIVの感染の有無が影響し、感染していないことが何よりも重要になります。, 外飼いをしている場合には、ワクチン接種を実施して、リスクを少しでも下げることをおすすめします。, 費用に制限がある場合には、獣医師に相談して、飼い主さんの納得できる最大限の治療を選びましょう。, 家族同然のペットが今は健康でも怪我や病気は突然やってきます。人間と同じような保険がないペットに、病気の治療を行うと驚くような請求になる事も多くあります。, 何かの病気にかかることは少なくありませんよね。その時に最善の手術・治療を受けれる用意をしておくのも飼い主の大事な役割です。, 長く一緒に生活できるように、治療の選択肢を増やすためにもペット保険を考えるのは重要です。, すぐには入らなくても、保険の内容がどんなものがあるのかくらいは知っておきましょう。, まずは無料の資料請求から、アナタやペットに合った保険を考えてみることから始めましょう。飼い主の為はもちろん、愛する家族の選択肢を増やすために。, 当サイトでは、『正しい情報を飼い主さんへ。』の元、各専門家の方にコンテンツを確認していただき、公開しております。愛するペットの役立つ情報を発信し、より良いペットライフを送れることができるよう、努めて参ります。, 当サイトを御覧いただきありがとうございます。当サイト【Withの想い】にもありますように、『正しい情報を飼い主さんへ。』の元、各専門家の方にコンテンツを執筆していただいております。愛するペットの役立つ情報を発信し続けています。.

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